誉めてるのか貶しているのか?

ハウルの動く城』―――は、結局の所フィルムブックを購入してみただけで、映画としてはみてなかったりするんですが(話題呼びの為の声優の配役が気に入らない)、アメリカでのこいつの評価は、

アイディアは相変わらず見事だが、一貫性に欠け、最初は生き生きとしている展開が尻すぼみに感じられると評する。

という、辛口評価。
でも米国で作られるアニメ作品の99%より優れているというよくわからない、誉めてるのか貶しているのか判別が微妙な所を頂いているようです。おそらく誉めてるんでしょうが、、、つーか、アメリカのアニメ作品の程度の低さを遠まわしに批判している気がしなくもなかったり。

で、個人的なハウルの感想ですが、、、
今までの宮崎作品とは全然違いますね。まず、キスシーン(エンディングですが)がある所。
宮崎作品でキスシーンはまず珍しい。未来少年コナン以来のような(うろ覚え)
シナリオ内容自体は、今ひとつパンチに欠けるものでした。具体的に言うと、話のテーマがいまいち伝わってこない。戦争反対をアピールしているのか、戦争に巻き込まれた人、戦争に嫌々借り出される物の気持ち、守る者がいる者の心の強さと決断力、、、どれを伝えたかったのか、そのどれでもない別なものなのか。私にはわかりませんでした。
次回作があるか知りませんけど、次回作はもうちょっと明確に見えるといいなあ。