中国が鳥取県と台湾との親善交流を妨害

産経抄の記事

メールマガジン日台共栄」より転載

 昨日の報道によりますと、鳥取県が、中国の羅田廣駐大阪総領事から台湾の自治
との友好協定の締結などの交流自粛を要請されていたとのことです。

日本の自治体が台湾と姉妹都市提携など親善交流を進めようとすると、中国政府はこ
のような形で妨害してきます。これは日中共同声明に悖る露骨な内政干渉であり、不
当な言いがかり以外のなにものでもありません。

例えば、平成15年(2003年)4月21日に台湾の新竹市との間に友好交流協定を結んだ
岡山市萩原誠司市長、現衆院議員)に対して、昭和56年(1981年)4月に同市と友
好都市関係を結んだ中国の洛陽市から、4月29日付で「二つの中国をつくり出した過
ちを正さないことは中日共同声明や中日平和友好条約の原則と精神に背く」という理
由で友好都市関係を「凍結」する通知が届いたことがありました。

 これに対して、萩原岡山市長は5月1日付で、新竹市との協定締結は日中共同声明
どを結んだ日本政府の立場と矛盾せず、洛陽市との友好関係と交流事業を継続・発展
させたい考えにいささかの変化もない、という趣旨の文書を洛陽市長に送りました。

 結局、洛陽市の礼を失した一方的な「凍結」通知により岡山市との友好関係は破綻
しましたが、岡山市は今でも新竹市と豊かな交流を続けています。

 アメリカでは、多くの都市が中台両方の都市と交流関係を結んでいて、例えば、サ
ンフランシスコ市は上海市台北市と、ワシントン州のタコマ市は福州市と台中市
というようにです。タコマと台中の協定に至っては「The Republic of China」(中華
民国)と記載されているそうです。それでも中国がクレームをつけたという話は聞こ
えてきません。

 鳥取県に中国の不当な圧力に屈しない熱いエールを、そして中国大使館と大阪総領
事館に抗議の声を届けたい。ご協力をお願いします。
メールマガジン日台共栄」編集長 柚原正敬

【声援先】

鳥取県企画部広報課

〒680-8570鳥取県鳥取市東町1丁目220

E-mail kouhou@pref.tottori.jp

TEL:0857-26-7755 FAX:0857-26-8122

http://www.pref.tottori.lg.jp/dd.aspx?menuid=1328



【抗議先】

● 在日中国大使館

〒106-0046 東京都港区元麻布3-4-33

電子メール info@china-embassy.or.jp

TEL:03-3403-3380(代) FAX:03-3403-3345

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