ADSLとVDSL
銅線を使った通信形式と光通信ケーブルを使った通信形式(正確には違いますが)です。
ADSL:下り 50Mbps 上り 5Mbps程度
VDSL:下り100Mbps 上り40Mbps程度
私の家だと、ADSLは58Mを契約していますが、実測で6M程度しか出ません。
光だとたぶん、10M〜40Mくらいまで行くようです。
しかし、考えてみると集合住宅での光を導入する場合、住宅の件数で値段が変わります。
これは、通信回線を分割共用するらしい。つまり、接続件数が多い時で速度が大きく変化する事になります。
8世帯だと12M、16世帯だと6Mまで。
もちろん、全ての住宅が回線を圧迫するような使い方を常にする筈が無いので、下り40Mくらいは期待できるとは思いますが(笑)
回線速度が十分であれば、ADSLの方がはやく、ADSLの速度が低い場合はVDSLの方が速度が速いと思ってよいのかもしれません。
まぁ、ADSLの方が早いとなると、NTTのそばに家があるとかそう言う環境の人達限定でしょうけど。
では価格はどうでしょうか? 比較してみます。(価格com調べ:マンションタイプ、回線速度:高速 15件平均)
プロバイダ支払い料金
IP電話あり
ADSL:4031
VDSL:4664
IP電話なし
ADSL:4074
VDSL:4132
(端数切捨て)
これだけ見ると、光の方が高いように見えます。
実際はこれに、プロバイダの接続料金が発生します。
では、総額比較してみるとどうでしょうか?
2年間総額(一ヶ月換算)
IP電話あり
ADSL:86020(3584)
VDSL:87486(3645)
IP電話なし
ADSL:79459(3310)
VDSL:77788(3241)
(端数切捨て)
IP電話ありとなしとで、結果が反転しました。
従来の電話機の場合、電話機用に電源を用意しなくても電話をかけることも受ける事もできました。つまり、停電でも電話は通じる状態です。
これは、電話の通話に関する電源を電話局のバッテリーで行っている関係です。
電話機にのなかに、専用の電源を必要とするものについては、電話機自体の機能が高度化しているものに限定されています。
つまり、ナンバーディスプレイ機能や電話帳機能、無線や留守電といった機能は、別に電源を用意してやり、どの電源から電力を供給して初めて機能する機能というわけです。
ちなみに、ADSLモデムに電話線を経由させて電話を行いますが、ADSLモデムの電源が入っていなくても電話は通じます。
つまり、パソコンで通信を行わない時はADSLモデムの電源を切っていても問題が無いということです。
IP電話の場合はどうなのでしょうか?
VDSLにした場合、変換機とモデムの二台が必要になります。
中には一体型になっているものもあります。
IP電話にした場合、変換機の電源を切っていると電話が繋がらでしょう。
IP電話の利点は何でしょう?
通話料金
IP電話から
電話 : 8円/3分 (2.6円/1分)
携帯 :16円/1分
PHS :10円/1分
テレビ電話:30円/1分
通話料金が携帯電話に比べてとても安いです。
家の中で通話を沢山する人にお勧めかもしれません。
まぁ、その場合の電話先は同じでしょうから、ウィルコム(PHS)同士の方が安くすむようなきがしますが。
う〜ん。
光に変える利点が今一見えないなぁと。