日本経済と技術伝承

今までは前振りで、ここからが本題です。
ベトナムシンガポールと言った国々の技術と経済は、少年
中国や韓国の技術と経済は青年、
日本の技術と経済は、老人
これが、現在それぞれの国が抱える経済基盤の現状とみています。


今まで日本の経済を支えてきた技術を保有する「人」。
これは、若いころに試行錯誤をし、苦労をしてきた人達の事ですが、その人達の保有する技術があってこそ、今の日本の経済がありました。
ですが、その人達は現在、定年を迎えてどんどんいなくなってきています。
なので、日本は老人と言う評価となっています。


中国や韓国は、日本から模倣して技術で経済を伸ばしてきました。
模倣ってのは、実はそれはそれで難しく、やはり努力と試行錯誤をしなければ、オリジナルを超えないし、造られた製品の品質は悪い物となります。
ここで言いたいのは、悪い製品を作るにあたっても、結果として製品を作れるだけの技術は保有し、模倣した人達はまだまだ定年まで年数があるという点です。
ベトナムシンガポールと言った国々は、これから模倣をしていくことでしょう。


今現在、日本の抱える問題の一つとしての技術伝承。
これ、伝承しなければ、また一からやり直しとなります。
そうなると、模倣して粗悪品しか作れない中国や韓国に対して、後進になる。
そうなると、国力で勝る中国には大きく差がつけられるだけでなく、粗悪品ではなく品質の良い製品を出し始める中国に対して、追えない程の壁を作られてしまう。
と言う危険性を含んでいるのです。


よって、やはり競っていくには、きちんとした技術伝承を早いうちから行う必要が、今後の日本の経済を支える技術基盤を維持していくために必要な事ではないでしょうか?と言うのが私の考えです。


さしあたっては、国が保有する技術で「学問」としてスピンオフするべき物は行い、学校教育に組み込んでしまうのが手っ取り早いかもしれません。
で、増えた教育時間は、使用頻度の低い、優先順位条必要のない物を削除することで、時間的な調整を行うのがよろしいでしょう。


みなさんの考える優先順位の低い学科はなんですか?
私は「世界史」です。次が「古典」でしょう。


あとは「淘汰された日本文化に関する項目は削除」してしまい、「必要な日本文化に関する項目を充実させる」ことと、「日本史」と「倫理」「社会科」は一本化することで、効率を図ると。


それとは別に、学生の人数に対する講師の数の調整を行う。
今の学校の教育方法だと、学生の理解状況に合わせて進行を調整しないやり方です。
人によって理解の早さが違うから仕方がありませんが。
人が多ければ多いほど、その傾向は強くなりますので、1グループあたりに一人くらいの割合で講師をつけるのがちょうど良い(一番良いのはマンツーマンですが)と言うのが私の認識です。


(仮に、上記の考えが「良い」ものでも、現状の制度上の問題点を洗い出して改善を同時にしなければ、達成されませんけどね。精神病で休んで居る先生の多さが、教育機関の異常さを表しているのですから)


健全な技術伝承が為される事を期待したいところですが、無能な文科省の人達ではそれは無理ってやつでしょうねぇ。