円高で武田が馬鹿を言う(1/3)

最初に断っておきます。

下記に出てくる数値やグラフはいい加減ですのでご注意ください。


円高で「庶民の懐」はどうなるか?

武田邦彦が、結論から言うと「円高は庶民の生活が豊かになって良い事だ」と言う発言している記事です。
そして、比較しているのが「企業の利益vs家庭の物価」という、相変わらずのアホだなと。

それをごちゃ混ぜに論じているだけでなく

「専門家が、その専門知識を国民のために使わず、自分たちの利益のために使う」

などと、発言していますが、ブーメランと言うやつですか。


      ∧_,,∧
      (´・ω・`) _。_
      /  J つc(__アi! < トポトポ
      しー-J     旦~


では実際、家庭ではどの程度の恩恵があるんでしょうか?
支出の項目はまぁ様々ですが、今回は下記のデータを基準としてみます。

割合は、ちょっと古いですが(家庭の方)

最近のはこっちを調べると出てくるんでしょうが、上図みたいなのは発見できませんでした。
http://www.mhlw.go.jp/toukei_hakusho/hakusho/

で、恩恵にありつけそうな割合を上記図から算出すると、約25%となりました。

・食料・衣類:16.3%
・家具・家事用品:2.4%
・被覆・履物:4.1%
・光熱・水道代:2.5%(3.6%)(水道代は国産になるので、×0.7しました)

では仮に、100円から90円に円高になった場合の家庭の恩恵はどの程度なのでしょう?

上記項目が10円分安くなったと「仮定」しますと、最大約10%の支出減になります。
現実は商品及びサービスの原価が10%減になるので、商品全体の下げ率は1%〜4%程度でしょう。ここでは大きめの数値として5%を見ます。
支出25%から、さらに5%負担減となります。

月の総支出が20万円の家庭では、上記項目の支出が割合より5万円。そこからさらに5%が円高効果によって負担減となるので、「2500円/月」の支出減となりました。

年間3万円ほど、家計にやさしい計算となりましたね。
逆にいえば、10円高くなると年間3万円増。


つづく