瀬戸内海の環境問題を考える。

本日は駄文です。

海がきれいになったので魚が取れなくなったという記事があった。

この記事を見て私は疑問に思う。

この件については武田邦彦さんもブログでコメントを述べている。

魚が生息する為に必要なものは紹介記事にあるから割愛します。
私が考える理由は、水路の整備の結果ではないのか?という物。
排水路がコンクリート整備されたことや、下水道の範囲が広がったことの方が要因として大きいと思っています。
水路整備による地中からの溶出がなくなり、代わりにコンクリートからの水酸化カルシウム溶出によるアルカリ化によって、生態系に変化が出た点と、記事にある通り下水完備によるリン、窒素溶出量減少が主な原因じゃないのかな?と思っています。

確かに台所廃水は環境に悪いでしょう。しかし、風呂の水やらトイレの排水など、人間からの排出物が環境に悪いというのは変な話です。*1

結局、処理しなくていい所まで一緒に人為的に浄化処理してしまったことが原因だというのが私の感想です。

水田が減った、森林が減ったというのも要因の一つでしょうが、その影響範囲として人口が減少している状況で、10年でどんだけ森林開拓したんだよ?10年でどれだけ水田が減ったんだよ?
と言う疑問から、そこについてはそれほど大きな影響を与えているのだろうか?と言う疑問があります。
(そこを大きな原因ととらえるのであれば、その前に自然に生息する動物の生息数が減少している可能性を考慮するかなぁ)

影響がありそうでわからないのが、環境に関することでこの10年で大きく変わったことと言えば、私が思いつくのは「家電リサイクル法」施行です。
平成10年に施行されたこの法律により、不法投棄の増加により、雨などに晒されて汚染水の地下浸透。すぐには影響は出ないでしょうが、いずれは地下水も海に流れ込むでしょうから、14年もたてば影響も出始めるんじゃないの?と言う点です。鉱物油なんて分解されませんしねぇ。

こちらも排水は灌漑用水路基準が適用されますが、その基準値に科学的根拠の有無について調べた経験がある為、このような記事を見るとの環境省の政策には「見直す」という物がないよなぁと思わざるを得ません。

グリーン購入法なんて馬鹿な法律に力を入れるくらいなら、もっと廃掃、水濁、大防に関する実態と本質と現場を勉強しろよと思いますわ。

*1:風呂やトイレの洗剤は別でしょうが