FEARにメール

をしました。
メールの内容は以下の通りです。

拝啓 (有)FEAR様

いつも御社の製品を利用して遊んでいるユーザーの一人です。
その中で、いくつか疑問に感じた文章や表現がありましたので、メール差し上げた次第です。

製品のジャンルは、セブンフォートレスです。

=== ケース1 ========================================================
 P74(V3) 明鏡止水 「対抗(命中判定の前)」
 P75(V3) チャージ 「対抗(命中判定の直前)」
 P79(V3) スタン  「対抗(命中判定の前)」
 P82(V3) 粉砕         「対抗(命中判定の前)」
 P86(V3) サーヴァントガード  「対抗(命中判定の前)」
 P45(PW) 闇撃ち 「対抗(【命中値】ジャッジの直前)」
 P47(PW) 超☆必殺魔法     「対抗(命中判定の直前)」
 P47(AP) 魔影         「対抗(【命中値】ジャッジの前)」
 P61(AP) バーストショット   「対抗(命中判定の前)」
 P67(AP) 天使の煌き      「対抗(命中判定の前)」
=== ケース2 ========================================================
 P73(V3) 光の刃       「対抗(あなたのダメージ判定の前)」
 P75(V3) 兜割り       「対抗(あなたが行うダメージ判定の前)」
 P83(V3) 急所突き      「対抗(あなたが行うダメージ判定の前)」
 P91(V3) 幸運の一撃     「対抗(ダメージ判定の前)」
 P52(PW) 退魔        「対抗(ダメージ判定の前)」
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比べていただければわかると思われます。
おそらく同じ意味だと思われますが、文章で同じ意味を表現しているであろうと推測できる言葉が複数あります。
全体的には以下の通りです。

 1.「〜の直前」「〜前」の二通りの記述
 2.「【〜値】ジャッジ」「〜判定の」の二通りの記述
 3.「ジャッジの前」「ジャッジを行う前」の二通りの記述
 4.「あなたの」「あなたが」「対象が」「対象の」4通りの記述と、指定のないの4通り

1〜4の記述を基本として、表現が混在しています。

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== 1に関して ==

本文を読めば補完できる部分もありますが、「直前」と「前」と二通り存在します。
「直前」をそれぞれのジャッジや判定を行う前とすると、「前」は、直前よりずっと前の段階で使用可能になる。
という風に解釈できます。

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== 2に関して ==

まず、「〜値」ジャッジと「〜判定」は違う物なのか? という疑問が発生します。
そして、【ジャッジ】と【判定】はどう違うのか? という疑問が発生します。
本文のなかに「これはジャッジとして扱う」「これはジャッジとして扱わない」といった表現があります。
 ジャッジ=[C]や[F]が発生する類の判定
と解釈を行うと
 判定 =[C]や[F]は発生しない類の判定
となってしまいます。
【ジャッジ】と【判定】の言葉の意味の使い分けが非常に不鮮明です。
また、せっかく「通常ジャッジ」と「対抗ジャッジ」と分類しているのに、ほとんどが「ジャッジ」としてしか表現されていません。

FAQとして
「【ジャッジ】と【判定】はどう違うのですか? ルールブックを読むと、使い分けているようですが、意味的にどのような違いがあるのかわかりません。」
という質問を投げます。

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== 3に関して ==

これは1の派生表現だと思われますが………
使い分ける事で、どのような意味合いの違いがあるのでしょうか?
1も含めて、FAQとして
「「〜の直前」「〜前」と「ジャッジの前」「ジャッジを行う前」とありますが、どのような意味の違いがあるのでしょうか?」
という質問を投げます。


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== 4に関して ==

特殊能力や魔法を使う際のタイミングで、対象が指定されている物と、対象が指定されていない物の二種類ありますが
前者はともかく、後者は対照が指定されていない為、発動条件のタイミングは誰の時でも使用可能となる。と解釈出来てしまいます。つまり、事前に特殊能力や魔法を発動させ、その効果を発生させるタイミングは任意か本文次第である。となってしまいます。

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=== 1〜4のまとめ ===

表現文章が統一されていないのが問題だと思われます。
誤字や脱字はしょうがないとしても、この手のミスはあまり誉められた物ではありませんので、
御社の中で話し合って文法表現を統一する事を提案します。

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============= 表記のミスか誤記と思われる物。

V3のP121 漆黒の鎧の対象が「自身」になっているが、これは「術者」の誤記ではないか?

PWのP90、星界魔法<木>のポイズン・ディティクションの効果時間が「術者」となっているが、「本文」か「1シーン」ではないか?

APのP49 焦熱の効果説明で「あなたが物理攻撃のダメージ判定で、【防御力】ジャッジを行った際に[C]を出した時に宣言する」という一文。
 1.物理攻撃を受けた時の【防御力】ジャッジである
 2.物理攻撃を行った時の、攻撃対象の【防御力】ジャッジである
 3.【防御力】ではなく【攻撃力】の誤記である。
1〜3のどれに該当するのか微妙です。
「物理攻撃のダメージ判定で、あなたが行う【防御力】の対抗ジャッジで[C]が出た時に宣言する」
と言う意味ではないでしょうか?
また、武器を破壊した場合、ダメージは適応するのでしょうか?


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長くなりましたが、以上を持ちまして問い合わせの内容を終了させていただきます。
それでは、お仕事の方、頑張ってください。

よくよく考えれば、「こうだろう」と思われる内容もあります。
しかしまぁ、それは読み手の良識に依存してしまう部分であり、書籍の出版物を扱う側としては誉められた物ではありません。
読み手の不精は、書き手の不精。
こういう物の誤読の責任は、書き手――――つまり、出版側にあります。
もう少し突き詰めれば、この文章を書いた人にあります。

少し過敏になってますが、、、

 国に関する仕事や重工に関する仕事、ISOに関する仕事を行う関係上、この手のミスをやると上司から注意されます。
「書類を提出する場合、その書類は完璧でなければならない」
と指導されている関係上、どうもこの手のミスは目に付いてしまいます。
普通の人に比べると過敏になっているかもしれません。

FEARはシステムを世に送り出す際、ブラインドテストを含む十分なテストと検証を行っているという噂ですから、この手の稚拙なミスは非常に残念で仕方がありません。
もちろん、本当にやってるか、どの程度やってるかは不明です。
ファンが「そうあってほしい」という願望から流した根拠のない噂かもしれませんし、そうではないかもしれません。

今回のメールでこの問題点が改善される事を切に願います。