基軸能力の概要−筋力

基軸能力の要領で分類したように、筋力は主に「腕力」「脚力」「瞬発力」の3つを意味する所とします。

腕力
 腕の力です。ゲームでも、腕力と表記されたりすることもあります。物を持ち上げる力、物を振るう力と言う意味合いが強いです。主に、使用する武器の重量に影響を及ぼす部分と言えます。
 武器による攻撃力に影響を及ぼしますが、武器自体の特性上、腕力が100%ものを言う武器は限定されると思われます。刃物のような武器では、強すぎる腕力では逆に攻撃力が落ちる傾向があるため、武器の特性を含めた技とのバランスと相性が重要になってくると思われます。
 ゲーム的に表現するのであれば、使用できる武器の種類の選択幅に限定し、腕力で基本攻撃力を決定するのではなく、武器自体に基本攻撃力を設定するのが好ましいでしょう。ただし、打撃系の武器(拳など)の場合、攻撃力は腕力に依存している部分も多く、腕力そのものにも基礎攻撃力(殴る場合など)を設定するのが好ましいでしょう。
 バランスを重視せず、爽快感を求めるのであれば、腕力に基礎攻撃力をつけ、使用する武器に如何なく、腕力値で攻撃力そのものを変えてしまうのも良いかもしれません。バランスを考えるのであれば、武器に攻撃力を設定し、攻撃最大値(武器そのもののポテンシャルによる限界値)を設定するのも一つの手段といえます。
脚力
 脚の力です。ゲームではあまり見かけない表記で、どちらかというと「敏捷」や「すばやさ」で表現されるようです。主に、移動力や跳躍力に影響を与える部分のようです。ゲームによっては回避にも影響を与えるよう。
 ゲーム的に表現するのであれば、移動力と跳躍力、また腕力で補えない部分の武器攻撃力に影響を与え、さらに蹴りなどの打撃系の基礎攻撃力に影響を及ぼすと良いかもしれません。
 あまり表現されているシステムは少ないですが、武器を使用する場合、腕力よりも脚力の方が重要になってきます。これは、武器を使用する事による反動や遠心力の変化に対して、腕力では対処し切れない部分が多いためです。なぜなら、重心の低さや上体の安定が重要になり、それはすなわち脚力にも影響を与えるからです。「踏み込み」という言葉があるように、武器を使用する場合は腕力よりもむしろ脚力が重要になってくるでしょう。
瞬発力
 瞬間的に出すことのできる力です。、「基礎」「成長」「潜在」「限界」における4項目のうち、「潜在」にあたる部分でしょう。
 ゲームでは主に、気や闘気、戦闘オプションや全力攻撃と言った形で表現されている部分で、主にダメージを倍加させる用途で使用されているようです。
 言語的意味合いと現実的使用方法から比較すると、ゲームで使用されるそれとは格差があるようです。ゲーム的に表現しつつ、言葉的な意味あいを持たせるとするのであれば、戦闘における通常ダメージや、物事における出足(初速・初動)などで表現するのが好ましい所でしょう。
 「火事場の馬鹿力」と言う言葉にあるように、瞬間的な力を意志による強制で瞬間能力を継続させるケースの場合、肉体的に大きく疲労する傾向も見られます。