メイドの影

ネタとして探していた物の一つに、「メイドの土産」という物があります。
メイド喫茶で有名になっているので、おそらくあるであろうと思って探したのですが、見つけることが出来ませんでした。
さて、メイド喫茶が人気が高い関係で、町にはメイドを着用しメイドに擬態している女性が、チラシを配っている姿を用意に見かけることが出来ました。
チラシは受け取っていません。受け取らなかった理由は、チラシにでかでかと描かれている二次元メイド少女のイラストがあったから。


二次元でも、そのキャラクター個人が持つ魅力や個性は好きです。人気のある作品はそのシナリオもさることながら、個性的で魅力的なキャラクターとの組み合わせで成り立つと考えている為です。
なので、「量産されたキャラクター」自体に興味はありません。
安室や浜崎あゆみのファッションや髪型をコピーした女性についても同様です。
結局の所、メイドや安室、浜崎あゆみのファッション的な魅力、職種的な魅力であって、それを纏う人自身の魅力ではありません。それを着こなす人は、自身の魅力に衣装などの魅力が加算されますが、着こなせない人の場合は、自身の魅力と衣装などの魅力の高い方でしか評価されず、メイドならメイド服以上の魅力はなく、安室や浜崎あゆみの場合はそのファッションセンスの持つ魅力以上の魅力は無いと考えています。


以上のことより、「萌え」に通じますが、「〜萌え」とか言う人は単純に「フェティシズム」を表現する用語でしかないと考えています。


使い方についてですが、キャラクターを良く知りその上でそれを使用するのはかまわないと考えていますが、キャラクターをよく知りもしないうえで使用するのは冒涜用語に当たると考えています。
ですが、リアルの子に対しては冒涜用語だろうなぁと。
もちろん、コスプレ娘が「似合ってる?」と聞かれて「萌え〜」と答えるのは冒涜にはならずにほめ言葉になるでしょう。この場合はフェティシズム以外の意味合いも含みますし、何より本人が似合っているといって欲しいという要求をある程度満たしている用語であるからです。まぁ、普通に「似合っているよ」と答えてあげればいいジャンと思うわけですがw




さて、別に萌えがどうであろうとどうでも良くて、話を戻します。
メイド喫茶が人気上昇してそちらに客が流れている関係なのか、ルノアールという喫茶店(旨を強調するウエイトレスの衣装が人気の店だったと思う)に客が一人も入ってませんでした。


メイド喫茶に面白がって行く人や上記のような萌えを満たす人が行くのでしょうが、やはり話題が旬である為なのか、飲食目的で喫茶店に行く人の多くも、メイド喫茶の方に流れている空気を感じました。もちろん、実際に客入りが悪いわけではなく、たまたまな可能性もあります。


しかし、私はメイド喫茶は苦手です。「接客されていない」という印象が強いからです。
接客の一つの形ではありましょうが、従来のような「客を相手にするオーソドックスな対応」からは外れているとは断言できるかと。メイド=従業員=家政婦です。違うと強く違いを強調する人もいますけど、フェティシズムから来る主張に客観性は乏しく、その違いを証明しても狭義の範囲を超えることはなく、広義の範囲は上記の内容に留まるでしょう。