使用済みアルカリ乾電池を充電して再利用

アルカリ乾電池の充電の仕組みについては省略します。
機会があれば、記載したいと思いますけどね。


今日は市場に出回っているアルカリ乾電池の充電についてレビューと所見を。


安い方
http://image.moshimo.com/item_image/0017400000208/1/l.jpg
高い方
http://image.shopping.yahoo.co.jp/i/j/wich_r-479907


この二種類を持っています。
まず結論として、安い方は使えませんので買うのはやめましょう。
高い方も使えるかどうかは運用次第なんですけどね。


運用していて、安い方と高い方の仕組みについて何となく理解しました。


安い方は電池に一定の電流を流し続けるだけの仕組みの製品です。
LEDの光り方で充電状況を知らせるようですが、あくまで電池の電圧に依存されます。
充電していると電池は熱くなり、電圧が一時的に上がるので充電済みと思っても、落ち着けば電圧が下がって十分充電していない状況となります。
運用上で工夫するのであれば、電池の熱が下がったらまたセットする。を何回か繰り返す必要があります。


高い方は、充電完了までの時間まで表示してくれます。
予想している仕組みは、電池の型をまず調べ(単三、単一など)、次に現状の電池の電圧から、電気の使用量を算出し、充電完了までの時間を計算する形だと思われます。
また、電池の内部抵抗値も計測しているようで、一定の内部抵抗を示す電池に対しては、「寿命」と判断しているだろうと。


高い方の充電完了時間は比較的正確かと思われますが、内部抵抗値の高い電池や、内部容量が減少している電池の場合は、予定時間よりも早く充電が完了するようです。






安い方及び高い方の特徴として、充電済みの電池を使用せず、時間をおいて又充電器にセットすると、再び充電を開始する(安い方だとLEDの明かりが暗い状態から始まり、高い方だと充電時間が10時間とか20時間とか表示される)という特徴があります。


これは純粋に乾電池が再生するのに不適切な状況であることが原因で、そういう電池は充電には耐えられないのでしょうが、充電装置にそれを判別する事は出来ないようです。


と言う部分まで理解してこれらの充電器を使用するのであれば良いのですが、使用するのは大体素人さんです。
寿命を迎えたり充電するのに適さない状況の電池を充電し、それを使ってすぐにバッテリー切れを起こす経験をし、「充電器使えねー」と言う結論に達するのが殆どであると判断します。
(これを理解しろ。と言うのも無理なんですけどね)




これらを理解したうえで利用するのであれば、以下の旨を理解して使用するのが好ましいでしょう。


安い方なら抵抗値と電圧をチェックできる装置(マルチメーター等。)を別途ホームセンター等で購入し(¥2000〜¥3000)、新品電池の電圧と抵抗を基準として、充電前の電圧と抵抗値を計測し、充電後の抵抗値と電圧を計測し、電力容量と充電量を把握して利用する


高い方なら何回か繰り返し充電を行い、セット後直ちに「充電完了マーク」が表示される状況(又は充電に1時間必要等)の良電池を利用する。


安い方、高い方共通として、充電する電池は電池残量は8割程度残した電池を細かく繰り返して利用すること。
電池残量が少ない電池の場合、電池容量が十分に可逆変換を起こせずにすぐに電圧が小さくなる不良電池になってしまうからです。


購入しようとする場合、以上を理解して利用するのが好ましいでしょう。








ちなみに、費用対効果ですが、電池一個充電するのに必要な電気代は1円にも満たないので、超抜群です。