内部監査チェックリストについて

本日の御代はチェックリストということで。
本日は、内部監査責任者の視点で述べたいと思います。

チェックリストとは、内部監査の目的を遂行するために事前にチェック項目と質疑応答内容を準備しておき、監査時はそのチェック項目ごとに実施することで
内部監査の目的に適合しているかどうかを判断するためのツールのこと。

だと思います。

で、チェックリストは誰が作るのか?については、組織事に違うと思います。組織の中では、チェックリストを作ることを要求していないところもあるでしょう。
「評価監査室」なる部門のある事業者なら、その評価監査室という部門が作っているかもしれませんし、環境省を含む各省庁が作っているチェックリストを持ってきているところもあるやもしれません。
または、監査法人などのコンサルティング会社にチェックリストの作成を依頼している事業者さんもあるでしょう。

で、うちはチェックリストを作るのは監査責任者になっているため、このたびの内部監査のためにチェックリストを作りました。

で、力量の話に絡むのですが、チェックリストに沿って実施するのであれば、組織に所属するとか関係なく、各部門の審査はそれこそアルバイトでも出来るんじゃねーのか?
何のために、資格要求やら力量やらを要求してるわけ?

という、あほらしい疑問が浮かび上がりました。

つまり、監査のレベルはチェックリストを作った人の力量で大きく左右されると。
そして、内部監査を実施する人は「監査人でなくてもよい」ということ。
はっきり言って、期日を決めてチェックリストのデータを被監査部門に送付して回答させても良いわけです。
学校のテスト形式だってかまいません。

実は講習会で、この点について質問したところ
「必ず監査人により、顔を合わせて監査してください」
という回答でした。

「どうして? どこが違うの?」
という更なる質問に対しては、回答を得ることができませんでしたが、、、、

このあたり、いろんな人に聞くんですが「そういうものだ」とか「常識だ」という回答ばかりで、それらを客観的に説明を受けたことがないんですよね。
様式美かなんかなんででしょうか?

CO2の排出が温暖化を招いているということは、科学的に証明されていないが、これについてはその効果が「科学的に証明されている」のであれば、それを提示してくれれば良いと思うんですけどね。


とまぁ、チェックリストというツールの使い方について、従来の使い方を含めて、いろんな疑問が発生している状況です。

で、結論

チェックリストを作るなら、監査人による監査や力量を要求する必要はないのでは?
チェックリストを作るなら、チェックリストを被監査部門に渡して、セルフチェック形式(又はテスト形式)で十分である。
チェックリストを作るなら、現場で確認しなければならない項目(設備や器機、薬品などの保管状況)についてのみ、現場に赴き確認すると良い。

書類についても、PDFなどで確認可能。
閣下じゃないんだから、コンサルティングや改善指導は内部監査の領分じゃないわけで。