レアアース(希少土)の傾向について

本日は閑話休題です。

レアアースの今後についての予想です。

結論
価格の高騰はここ2年がピーク。以降は値下がりする。
さらに高騰する場合、中国政府による買い支え状況が予想され、中国バブルは資源の代替品登場*1と共にはじける………直前に中国は戦争を仕掛ける。


と言った所です。


中国との取引品目の中にあるレアアースの件で少し前にもめた直後にレアアース不要の技術が公表されました。
その後、このような記事があるのはご存知の方はご存知のはずです。
*2

またまだ効率が悪いのが欠点というところでしょう。

単純な電気自動車の場合の燃費は120km/Lといわれています。
充電して走るわけですから、電池への逐電変換損失及び電池から電気を取り出す場合の変換効率も考慮すると、そんなに良いのかな?と疑問があります。
蓄電池を必要としない電気自動車、、、なんてものがあると良いんですけどね。
近い考え方なのが、発電機付き電気自動車でしょうか。
「シボレー・ボルト」なんて自動車もあるようですし、戦車なんかはまさしくそうだと聞いたことがあります。

他にも水素で走る自動車や、下記記事のような自動車も存在も研究されているようですが、、、

様々な製品が登場しているといっても、国の政策方針というか、産業界の方向性というのが、いまいちさっぱり見えない。。。
研究開発は大切ですが、これでは税金の無駄遣いと批判されてしまっても文句は言えません。
それを産業としてどのように生かすか、、、というコーディネートする機関や職位というのは存在するんですけどね。。。
そういう部分が見えてこないというのは、文科省経産省の職員が商売人で無い結果といえるでしょう。

話が逸れましたので戻します。


こちらにあるように、現在中国はレアアースの輸出制限を行い、各方面で価格が高騰している様子です。
中国は現在、世界のレアアース(希土類)の約95%を供給しているので、レアアースに関わる産業の首根っこを押さえているとも言えます。また、軍事大国ですから、日本と違って外交でも強気に出れる所も大きいでしょう。*3
ただ、最初に挙げたように、レアアース以外での代替技術は日本だけではなく他の国々でも研究されている事でしょう。
レアアースの技術価値を高めるべく、中国は輸出制限を行っていますが*4、米調査会社IHSは、5年後の中国のレアアース輸出率は50%を切るという予想をしています。

この予想は、代替技術に移行の為なのか、中国以外から輸入措置が取られる為なのかは不明ですが、、、

漫画もそうですし、スパコンもそうでしたが、日本と言う国と言いますか人種と言うのは変で、規制されればされるほど、抑制されればされるほど結果を出す、品質が良い物を提供する側面が強いようで、、、
中国は輸出制限は失敗と言えるでしょう。手痛いしっぺ返しが待っているのですから。

結論に至るまではいくつか考察を重ねた結果ですが、長文になるので他の考察に関してはまた後日機会があれば記載します(現在下書きにて保管中)

レアアースの輸出禁止及び制限により、世界的に脱中国が動き出しています。
環境保護が名目なのですが、これは諸刃でしょう。
やべぇと思って輸出量を増やす行為は、名目であった「環境保護」に反する行為です。*5
結果中国はレアアースの輸出量又は採掘量をこれ以上増やす事が出来ない、自ら上限を定めてしまった形となります。

現在のレアアースは二年後を皮切りに価格が暴落し、再び安価な原材料として位置付けられるが、失った取引先は回復は不可能であり、代替材料用に変更された工場は二度とレアアースを使おうと思わないでしょう。

さて、ここ二年がピークと言う背景について説明します。

ま、こちらの記事を見てわかるように、現在は単価が下がっています。実際のピークはすでに過ぎ去っているとも取れます。

2年と言う数値を出すまでも本来はないのですが、現在の世界不況で世界的に消費が落ち込んでいるという事実もレアアース低下の要因の一つとなっている事実もあります。
各国とも通貨安(日本は安全通貨として円高方向)になっている背景も考慮しています。ここ二年で世界経済は一つの方向に向かうとみられ、結果として通貨安が通貨高に振れるタイミングがここ二年で来るとみており、そのタイミングで一気に単価がいったん回復すると予測している為です。
つまり、レアアースそのものの価値と言うより、人民元の価値その物の影響とも言えますね。(人民元の切り上げがボーダーでしょう)

対日でいうなら、今が買いなんですけどもねぇ。

*1:発表ではない

*2:記事元はサーチナで申し訳ない

*3:日本も財布を握っているから強気に出れるんですけどね

*4:名目は環境保護

*5:中国なら無視しそうではありますが・・・