照明の照度と色温度の関係

本日のタイトルは標記の内容です。

フォルダ内のデータを整理していたら出てきたので、削除するにしても記事のネタにしてから削除しようと思った為。

照明器具に従来の蛍光灯からLEDの照明が登場してすでに数年が経過しています。
徐々にLED照明が浸透しており、電球タイプにおいては蛍光灯電球のシェアを食ってしまっているのが状況です。

しかしながらLEDと言う照明器具の照明としての能力を疑問視する声も存在しており、主に光束量、演色性、色温度、エネルギー効率、値段当たりが比較の対象としてやり玉にあがるようです。
値段に関してはバイ
エネルギー効率については、トントン〜2割増程度の省エネ性能
色温度はトントン
演色性は同程度から少し劣る
色温度は、蛍光灯もLEDも同程度。(昼光色に近づけば近づくほど効率が高くなり、電球色に近づくほど効率が落ちる。蛍光灯は逆の特性)
光束量は詐欺品が多く蛍光灯に劣るが、蛍光灯以上の製品も存在する。

照度と色温度が電球型蛍光灯の方が優れていると言う主張については、まず下記の表を見ていただけると良い。

表を見れば、色温度は照度に影響を受けるのが分かる。
暗い所であれば電球色に近付けた方がよく、明るい所であれば電球色よりも昼白色が好ましいと言う感じです。

廊下等の照度は大抵100lx〜200lxの間である為、電球色の方が好ましい感じになります。ただし、電球色でも色温度が高い傾向であるのが特徴と言った所でしょう。
一般のリビングだと500lx〜800lx。この間であれば電球色と昼白色、昼光色はどれを選んでも許容内であるのが分かります。


ただまぁ、最近はオフィスでも1000lx〜1400lxと言う非常に明るい照明設計をするアホな設計事務所も多く、その様に明るすぎる環境にある所であれば白色当たりが無難な選択となります。

以上より分かった事は、通常の生活環境化で使用する分には、LEDや蛍光灯の色温度はあまり考えなくてもよいでしょうと言う事です。

オールマイティーに使用できる環境でなければならないというこだわりがあるのであれば、電球色以外の選択はないでしょうが、、、、