ISO関連を出版している出版社がISOを認証していない件について

表題の通りです。

元々、ISO14001が業種を選ばずすべての企業体に適用可能という謳い文句について疑問にもっており、
実態として意味があるのは工場といった生産会社や、せいぜい幅を広げて運送業程度だと思っているのですが
小説家や漫画家、雑誌社等におけるISO14001を適用するとなると、どのように運用されるのだろうか?というのを考察している中、

「そもそもISOを出版している出版社は、ISOを運用している経験があるのか? 経験もないのになぜ、ISOに関する本を出せるのか? 経験がないのに中の内容をチェックしたりする技量は出版社側の担当者にはないのではないか? そのような状態で本を出すのは、誤情報を発信するという潜在的な不適合ではないのか?」


という疑問が浮上したため、先の件はとりあえず置いておいて、この件についてまず考察しようと思い至ったのが経緯です。

まず、アマゾンで「ISO」と検索をかけます
認証登録会社の検索

次に出てきた出版社を以下の通りリスト化します。

サンプル 出版社 9001 14001 サンプル 出版社 9001 14001 サンプル 出版社 9001 14001
日刊工業新聞社 × 日本実業出版社 × × × 二見書房 ×
ダイヤモンド社 × × 近代文藝社 × × オーム社 × ×


日刊工業新聞社ISO14001を認証登録していることに驚くべきか、出版社が軒並みISO9001及びISO14001を認証登録していないことに驚くべきなのか、、、

ちなみに、JABこと日本適合性認定協会は当然、どちらも認証登録されておりませんでした。

備考


ISO9001の登録件数(2011-04四半期 36817件)

ISO14001の登録件数(2011-04四半期 20026件)