蛍光管型LEDについて

本日は自分用の情報整理用。

LEDチューブライトなどでも表現されていますが、ようは40W蛍光管の形状をしたLED照明器具の件です。


現状の問題点としては大きいと考えている点。

1.電源内蔵型と分離型がある。
内蔵型を使用する場合:グローランプを取り外すかラビットスターターであればそのまま取り付ける。バイパス工事をするの三点がメインです。(一部インバーター対応もありますが) 安定器を取り外さない場合、安定器消費分の消費電力が無駄です。ただし、回路が単純ですので、安定器が破裂でもしない限りはランプの寿命の方が先に来るでしょう。(安定器劣化による内部抵抗増加などのもんだいはあるかもしれません) バイパスは電源を直接利用する(AC100VまたはAC200V)ため、工事前に電源電圧の確認などが必要です。 上記すべてに該当しますが、電源内蔵型はどれも力率が非常に悪い製品ばかりです。(中には改善している物もありますがせいぜいが0.9どまりでしょう) スイッチングノイズが乗る為に力率が落ちるようで、この問題はLED蛍光管だけでなく、LED電球も同じです。(なお、蛍光灯型電球でも同様の問題があるのか、電力系(ワットメーター)で力率を調べるとLED電球と同じ0.6という結果でした。)この場合、ノイズが発生し 分離型を使用する場合:蛍光灯安定器のようにAC−DC変換及び力率改善回路を内蔵したのが一般的の用です。ただし、出力の直流電圧はメーカーによってまちまちであり(電流もですが)、他メーカーのLEDランプとの互換性はなくなります。 ソケットタイプでLED用の規格が出ましたが、あくまで専用のソケットというだけで、コンバーターの出力に対する基準もなければ規格もさだまっておらず、しかもPSE法で要求されていない為、メーカーによっては対応する気がない所も多いのが現状です。
2.40Wタイプの場合、500g以上の製品がある。

表示の問題は電球の件で消費者庁が動いたため、40W蛍光管型LEDも改善するものだと考えます。

金具の耐荷重が500gなので、JIS基準オーバーです。安全に問題があります。
地震で外れて落下する危険性が高くなります。

3.熱処理が十分ではない為、火災の危険性がある。


電源が内蔵の場合、AC−DC変換時の損失分だけ発熱します。(効率が悪いと大変)
発光効率が悪い(?)LED素子を利用しているタイプであれば、放熱にその分多くの放熱面積を必要とします。
過去に火災事故や熱で変形したLED蛍光管も存在する為、可能な限り発熱するものは分離タイプが好ましいです。
また、分離タイプでも出力が高い(消費電力が大きい)物はやはり熱の問題を心配しなくてはいけません。

蛍光管もそうですがもっとヤバそうなのが、ダウンライトです。この手のタイプはパワーLEDを使用している為、個人的には熱劣化及び火災の可能性があると思っております。

4.LEDは半導体の為、半導体技術が十分な国やメーカーが作っていない物は表示寿命前に暗くなる。


根拠はこちら。

半導体の品質を一定に保つためにはそれなりの技術が必要です。
上記の例は太陽光パネルですが、これはLEDでも同じです。
太陽光による高熱にさらされないとはいえ、動作環境は周辺温度の上は30℃〜40℃の環境でしょうから熱による劣化により光束量の減少などが懸念されます。

実際、二年で平均照度が1割落ちている箇所のデータを持っています。落ちていないデータも持っています。
なお、居室系ではない為、連続運転時間はそれほどでもない場所です。
なお、ダウンライト(一体型)はガタ落ちで、当初はJIS基準数倍の照度だったのが今はぎりぎりという状況。

メモ書き 以上