蛍光管で不思議なこと。

前回の派生。(元々一つだったものを分離してます)
話の流れでLEDが出るため、分類をLEDにしました。

蛍光灯は出力が上がれば上がるほど効率が上がりますが、逆に出力が下がれば下がるほど効率が悪くなります。
インバーター式を採用した場合でも、電球タイプやシーリングタイプは効率としては60lm/W〜80lm/W程度です。*1
直管タイプでも90lm/W台となっています。*2

そこでそれ以上、効率を上げるためにメーカーが登場させたのがツインPAタイプやスパイラルタイプです。過去二灯で明るさを表現していたものを1灯タイプに変更し、消費電力を抑えるために調光機能を取り付けています。
この調光ですが、明るさ半分すれば消費電力半分とはいかないのが蛍光灯の欠点です。だた、70%程度に落とす分にはLEDとほぼ同じだけの消費電力の削減効果はあります。

効率的には最新のLED照明に劣るようになりましたが、価格的にはLEDのおかげで値段が下がっています。

このあたりは過去で述べているのでこれ以上は割愛します。

さて、表題である「不思議な事」というのは、
1.電球タイプに入力200Vの製品がない。
LED電球が登場した当初(三年くらい前で大手メーカーは出していない頃)、LED電球で200V入力対応の電球もまた登場していたのですが、200V入力対応の蛍光灯型電球が売ってなかった事です。
LED電球でも大手メーカーの物はAC100V入力対応で200V対応の物は見かけませんが・・・)

瞬停、瞬点させるわけでもない、屋外のガーデン灯の入力電圧が200Vだったため、当初白熱球(入力200Vのやつ)を使用していたのですが、これがまたすぐに切れる(四半期前から半年前に交換していた)ので、電球タイプを探した経緯かあります。結果見つからずLEDで10万時間の寿命をうたい文句にした奴を購入して設置する羽目になりました。(当時の物なので光束量300lm程度なのが気に入らない)
いまだに切れずにさんさんと夜間は輝いているのはいいのですが、やはり今でも蛍光灯タイプの電球の方があれば、、、、だれか知りませんかねぇ?(E26ソケットです)

2.無極性及び冷陰極管の効率が上がらない。
どちらも60lm/w程度でそれ以上のの製品をみかけない・・・
メリットは長寿命なので、インバーター蛍光灯並みの効率があれば、LED型蛍光灯と為をはれるんですが………

3.インバーターを超える蛍光灯が出ない。
40W×2灯式の代替として、ツインPAまたはスパイラルでさらに効率を上げた製品を出してもよさそうな気がしますが、それが出ない。(まぁ劇的に効率が上がるというわけでもないんですが・・・・)


こんな感じで、もうちょっと頑張れそうなのに頑張る気配がない蛍光灯に対して、不思議だなぁと思ったわけです。

LEDはランプ交換と言う概念がないから、頑張ってほしんですよねぇ・・・・・・
(例えばプリウスのLEDランプが切れたら、交換に一万以上かかるんですよ。これが蛍光管の代替でLEDランプだった場合、どれだけ金がかかることか・・・・馬鹿らしい。)

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*1:電球対応は紹介している奴が80lm/Wであり、それ以外は良くはない

*2:器具光束/Wにて