2012年11月の照明事情?
LEDからそろそろEL照明の検討も始めようかな?と思いつつ書きます。
前回の記事:LEDシーリングライトの2012年5月の今!?
LED電球については値段もだいぶ下がってきており、お手頃と感覚がマヒしてしまっている自分がいます。
よく考えても1000円以上の電球は高いよw
500円とかのLED電球だと光束量がへぼいし。ランニングコストを考えると100円ショップで売ってる蛍光灯電球の方が良い。
さて、本日は施設照明の話。
LED蛍光灯タイプの導入を検討している場合でお勧めの会社がこちら。
遠藤照明
121lm/Wだそうです。
アイリスオーヤマでも現状は100lm/Wのため、20%も性能が良い。
しかも遠藤照明は「チップの製造から製品の組み立てまですべて日本で行っている」とのこと。*1
今時珍しいというかw
値段も一万円過ぎというものなので、以前に紹介したパナソニックの10万オーダー品に比べればかなり良心的な値段でしょう。
(あっちはあっちで、器具光束/消費電力が120lm/Wなので、こちらの方がエネルギー効率が悪くはありますが)
ただし、下記の参考を参照。
参考
FLR40×2(相当)
[http://saturn.tlt.co.jp/product/servlet/getpdf/21/00040768/p/LEDR-42478K-LDJ.pdf:title=LE
D蛍光灯(FL40W相当ランプ)]
LED蛍光灯(FHF32W相当ランプ)
従来のラビットスターター蛍光灯と同等品を選ぶには、ランプ光束で2400lmは欲しい。
遠藤照明のLEDチューブタイプはちょっと足りませんね、光束量が。
ただ、データシートの「保守率」を無視するというてもあります。その場合、勧める代替保守率は0.9くらいでしょう。この場合、2400lmからさらに二割削減した光束量である約2000lmで十分となります。
理由を述べれば、4万時間3割減という数値自体に根拠がなく、業界がツーカーで決めた数値という話からです。(製造メーカーの人からの情報)
LEDチップ自体、フォトダイオードですので、4万時間程度であればほぼ劣化なんかしません。劣化する場合は4万時間ももちはしないでしょう。(一気に光束量が減ると思われます)
劣化によって効率が減少するということは、チップからの排熱量が増大を意味し、劣化が加速する為です。
LEDの劣化は自ら光を出すことによることよりも、熱による要因の方がはるかに高いのが実情でしょう。
何故そういえるかといえば、施設に導入したLED照明部屋(複数あり)の照度測定結果をグラフ化しており、そのデータ推移を見た結果、そういう結論に至りました。
シャー○のダウンライトが設置当初から一年で半分まで照度が減ってしまったのはびっくりしましたが・・・・。その割にベースライトの方は減ってないという……他の要因としてはチップの不点灯など、品質上や設計上の問題などが考えられます。
ただ、この場合は「設計照度」を担保するという意味合いとなり、一気に変更してしまった場合、設計照度+一割〜二割程度の照度に落ち着くため、暗く感じてしまうでしょう。
なんだかんだで蛍光灯の場合は設計照度+4割〜5割の所ですから。
ただし、器具の清掃をしていない+ウン十年前の器具との交換した場合は変わらないといったケースもあります。(というか、そういう箇所があって交換して数値上はそういう事情が発生したサンプルあり)
そう割り切ると、遠藤照明の現状のLED蛍光灯でも能力的にはOKでしょう。
器具付きでも3万円。
バイパス工事で工賃が5千円〜8千円(台数が増えれば下がるでしょう)
どうにも電気屋さんの中では、器具のガチャポンとバイパス工事の工賃が変わらないという不思議な現象がありますが(バイパスは手間ですがガチャポンはバイトでもできるくらい難易度は低い。
ただし、電気工事に該当するため、電気工事士の免許持ちじゃないとできないというネックが存在しますが)
でも値段は変わらない。変なのと。
バイパスなら一か所3万円弱。器具ごと交換だと3万5千円。
これがインバーター蛍光灯の場合だと、器具ごとになりますので*2、代替品が高出力1灯式タイプとして工賃含め2万円くらいかなと思われます。
あとは、一万円の差をどう埋めるかです。
消費電力は高出力蛍光灯が47W。LEDが20W×2で7W程度の差。
一万円を取り戻すには、計算するのがバカらしいですが、1万2千時間で1800千円くらい。ランプ1本500円くらい?(参考:http://www.akaricenter.com/chokkan_tokusyu/mitsubishi/hf-32w.htm)なので、2300円の取戻し。寿命を迎える4万時間でも1万円が取り戻せそうにありません。
ランプの廃棄コストも考えると、トントンかなぁ?
ランプの交換が4回ほど発生するので、交換費用が発生する場合は取り戻せそうですね。
水銀条約の問題で廃棄コストが上がる可能性もありますし……。
現状で言うと、ちょっとLEDについては悩む取った結論ですかね。
遠藤さんちのLED君の演色性も82で蛍光灯と変わらなくなってますし。
値段がもう一声したら、インバーター蛍光灯よりもこのタイプのLEDを推進できる環境になりそうです。
前回の記事:LEDシーリングライトの2012年5月の今!?