驚異のコンサルティング審査:環境側面編

「部門の目的・目標シートがありませんね。あった方がその部門の達成状況が見えるのであった方がいいです」

「環境側面は、その恩恵が組織にない部分に関しても抽出し特定しなければなりません」

「環境側面は、未来において(組織の活動に係らず)環境に寄与する部分についても特定した方がよい。特定段階なんだから何でも書け」

「環境側面は、可能性として存在する事はすべてかけ。この段階で評価については考えなくて良い」

「記載された環境側面の評価について、出来ないとして空欄にするのではなく、何でもよいので書いた方がいい」

「評価の基準は○、×、△でもかまわないし、その基準は自分で決めてよい」

「評価の基準は可能な限り数値で表してください」

「その評価の基準は、何をもって決定したのか、説明してください」

「基準は客観的に説明できなければなりません。そうでなければ意味はありません」

「評価できるのであれば、目的目標に落とし込んでください」

「落とし込んだら、目標管理シートに記載しPDCAをまわしてくださ」

 この内容について複数の部門で入っていた事を統合したものです。
 環境側面として未来において環境に寄与する「かもしれない」ことまで含めて記載していない部門には
 「何でもいいから気軽に記載してください」
 という。

 ある程度記載されている部門に対しては、それに関して「評価」が著しい環境側面となっていない場合
 「何でもいいので評価基準を作ってしまえばいい。それは勝手に決めてかまいません」
 という。

 評価基準を作っているが目的目標シートになければ
 「目的・目標に設定しなければ意味がないでしょう。何の為に著しい環境側面として特定したのですか?そう決定したならPDCAをちゃんとまわしてください」
 と、組織の決定した事項を無視した事をいう

 目的・目標シートがある部門に対しては
 「この評価基準はどのように設定しましたか?客観的に説明してください」
 という。

 このようなことを言い出したらすべての環境側面は著しい環境側面として設定し、目的・目標として記載して環境計画シートを作らなければならなくなります。

 部門間に渡って審査を見てはじめてわかる事です。

 ちなみに、この審査員は「すべての環境側面に対しての目的・目標シートがあってもいいじゃない」と発言しましたんであしからず。