本当の緊急事態に対して、規格要求は頓珍漢?(4/4)

本題

抽象的な話で申し訳ないのですが、、、

事故の原因の評価方法についてです。環境への影響評価の方法にも関わってくるのですが

ISO14001が100年早く世界に登場し、100年前には殆どの企業が認証していれば

四日市喘息は存在しなかった。
水俣病は存在しなかった。
・大気汚染は存在しなかった。
オゾン層は破壊されなかった。
地球温暖化は回避された。
福島原発の事故は発生しても放射能汚染はなかった。

と言えるのでしょうか?

つまり、「現在及び未来に発生するあらゆる公害は回避されるのかどうか?」と言うことです。

私は「NO」と言いますけど。

結局、評価方法が確立されず、組織ごとにいい加減な評価の方法がまかり通っている以上、「潜在する事故は予防も回避も出来ない」「顕在する事故も、真面目に取り組めば緩和くらいまでは効果あるよ」と言う結論に達します。

緊急事態も環境側面も「著しい」という部分も含めて、なんらかの「評価」を行うわけですが、その「評価基準」となる物が無ければ「評価不可能」です。
 個人的には「法的要求」とか「賠償金の有無」あたりを基準とするのがスマートと思いますけど。または「事業継続性」を確保できるか否かでも良いかもしれませんが。

これらの原因は、「規格が未熟すぎる」というのと、それぞれの国の法律を参照している時点で「国際規格」としての要求事項を満たしていないという事実がかなり痛い。

 よって、ISO14001は「経営ツールになり得るか」という問いには、断固として「NO」と申させて頂きます。

そもそも、ツールとして有効であるなら「信頼性」の問題など出てはこないですし。

もっとも、ツールとして利用する背景次第もあります。
現実は「取引上必要だから」と言う以上の目的しかない事実をJABやUKAS含めたISOに係る機関は重く受け止めてほしい。
 そして、大本営が役に立たなければ、そこで働く人もまた、企業の役に立つ仕事などできはしないのですから。

よって標記のタイトルへと帰結していくわけです。以上




追記

審査機関の人にこの手の話をすると「付加価値審査」等と言ってきだすケースと
「それを決めるのは審査側ではなく認証側」と言うケースがあったりw

「じゃ、いらないよね」と言って行政側の入札要項からISOの文字を削除できるか?というと、JABや環境省が反対するジレンマ。

民主党のご意見箱に投函したけど、スルーされた事実w

どないせーっちゅーねんw