講習会の実施は環境側面に該当する(キリ

部門審査時の会話である。

この部門は管理系で主に組織の運用費などを取りまとめたり配算したり評価したりする部門である。

*1

審査員「業務としてはどのような物が?」

部門者「当方の部門の業務は、予算計画をまとめて予算を配算する部門です」

審査員「環境側面はどのような物を抽出していますか?」

部門者「側面の抽出シートを確認してください」

審査員「………典型的な、紙ごみ電気ですね」

部門者「ええは、どうしてもそうなってしまいます」

審査員「環境を意識した活動は他に何かないのですか?」

部門者「しいて言うなら、皆(各部門の長)が集まって話し合ってる時に、参加者に環境を意識してもらう方向で活動を実施してもらうように言う事でしょうか」

審査員「なるほど。それはシートには記載されていませんね。是非記載しましょう」

部門者「………どのように?」

審査員「その集まりは、講演会でしたね。啓発活動は環境配慮活動の一環になります」

部門者「なるほど」

審査員「環境側面特定シートに追加してはどうでしょうか?」

部門者「書くのは簡単だけど、、、どうなの?」

事務員「そうですね。環境側面にならないので記載項目に追加する程度であれば問題ないかと」

審査員「環境側面にならないとは? 何故そう言えるんですか?」

事務員「環境は規格で『相互関係を含む組織の活動』と定義されています。それが成立していない」

審査員「成立しなくても、環境側面に設定してもかまわない」

部門者「それを決定するのはこちらですね」

審査員「そうです」

事務員「決定しなかったからと言って説明責任はこちらにないから別にいいですが」(好きに言わせておこう)

部門者「ですが、結局評価のしようがありませんよね。講習会は義務ではなく時間がある時にやっているわけですし」

審査員「評価方法は開催回数で決定してもよいのです。今年は何回実施すると決定して、どれだけ実施できたかを評価する」

部門者「回数を行えば効果が分かるんですか?」

審査員「回数は目標です。効果の評価は別にしても良いんですよ。評価方法は○、×、△でも良いし評価基準は個人の主観でも良い。それなら可能でしょう?そうする事で◎をつけましょう」

事務員「(○○さんが勘違いしても困るな……)目標とかそういうのは、著しい環境側面でもないのに決める必要はありま―――」

審査員「あなたに聞いているわけではないから黙っていてください」

私は、発言を遮られました。

審査員「それだけではなく、あなた方の部門でも独自に出来る環境の活動は探せば絶対にあるはずです」

部門者「……そうですか」

審査員「講演会の実施や作業手順の設定は環境側面となります」

部門者「手順ですか? しかし、やってもいないことを書くのはどうなのでしょうか?」

審査員「やってないから書いては駄目だと言う事はありません」

部門者「そうなのですか?」

審査員「未来における環境影響を緩和するためのツールとしてもシステムを利用する事は有効である事を理解してください」

事務員「それは、活動予定がある場合でしょう」

審査員「いいえ。そんな事は決定されていません。シートにはきちんと『現在・将来』と記載されていますから、可能性があるならいくらでも書いて良いのです」

部門者「なるほど」

事務員「(だからそれが事業計画で予定されている場合だっつーの)ロードマップの無視と他部門の領域に足を突っ込むのだけはやめてくださいね」

というやり取りがありました。審査員、なかなかに手ごわいです(笑)

審査員の主張が間違っているとも私の主張が正しいとも思っておりません。
評価は皆それぞれという事で、ヨロシク、オマカセ、シマス

「事業者は環境に配慮した事業活動を行わなければならない(キリ」
につづく

*1:事務員は私