内部監査の実施理由

内部監査は経営層がその必要性を感じて、実施を社内又は社外の人間に依頼する仕組みになっています。(他の事業所は知りませんが)
依頼の受託者である私にとって内部監査をしなければならない理由については、業務命令だから以外ないです。

なので私は、内部監査要領の記載に従い、内部監査を実施するだけであり、実施理由については社長でも経営者でもない私にとって、語るべきではないものです。
経営層の代弁者として経営層の意向を述べるだけです。

なので、監査内容についても私情を挟むつもりはありません。

補足しておきますが、私情を挟む場合は私情を挟む為の手順に従います。
人の思惑で監査ルールを順守しないのは不適合だからです。
どれだけ正当性を持った内容であろうと、既存のルールを無視してよいと言う道理はないのです。

で、個人的にそれを引き受けた理由。

要領で求められた範囲で、経営層の受けがよく、自らの出世(主に給料)に繋がる形で監査を行い報告書を提出する為です。


「会社を良くしたい」
「あの部門の、あそこは改善すべき事だから、監査を通じて指摘してやる」

なんて大それたことは考えておりません。
内部監査員の権限が及ぶ範囲であれ、与えられた役割を越権する気はないです。後で問題になって自分の首を絞めてもつまらないですし。

という話を事務局にしたら、怒られました。
「会社の一員であれば、会社を良くしたいという思いを持ち、行動に移す機会があるのであれば移すべきだ」
との事。
とても立派な考えを持った自慢の事務局です。


この辺に関してはこれ以上ないので、次に進みます。


つづく